MFC-J7310CDWとPX-M6011Fを比較|ブラザーとエプソンのA3複合機はどっち?

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MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらもA3サイズの書類を扱えるビジネス向けインクジェット複合機です。

印刷だけでなく、コピー、スキャン、FAXにも対応しているため、家庭での仕事、小規模な事務所、店舗、学習塾などで使うA3複合機を探している方に選ばれやすいモデルです。

ただし、2機種はメーカーが違うだけではありません。

印刷速度、最大印刷サイズ、給紙枚数、スキャン方式、本体サイズ、インク代などに違いがあります。

MFC-J7310CDWは、印刷速度や両面原稿の読み取り速度、最大給紙枚数を重視する人に向いています。

一方、PX-M6011Fは、A3より少し大きなA3ノビ印刷や、横幅を抑えた設置性を重視する人に向いています。

この記事では、MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの違いを、初心者の方にもわかりやすいように比較します。

どちらが自分の使い方に合うか迷っている方は、印刷する用紙の種類や毎月の印刷枚数を思い浮かべながら確認してみてください。

 

 

  1. MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの違いを先に比較
    1. MFC-J7310CDWは印刷速度と両面スキャンを重視する人向け
    2. PX-M6011FはA3ノビ印刷と設置しやすさを重視する人向け
    3. 主な違いは印刷サイズ・給紙容量・スキャン方式・本体サイズ
    4. 大量の書類処理ならMFC-J7310CDW、幅広い用紙への印刷ならPX-M6011F
  2. MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの基本スペックを比較
    1. どちらも印刷・コピー・スキャン・FAXに対応
    2. 最大印刷サイズと対応用紙を比較
    3. 本体サイズと重さを比較
    4. 液晶画面と操作方法を比較
  3. 印刷サイズの違い|A3とA3ノビのどちらが必要?
    1. MFC-J7310CDWは最大A3サイズの印刷に対応
    2. PX-M6011FはA3ノビサイズの印刷に対応
    3. 一般的な書類や図面ならA3でも使いやすい
    4. 写真やデザインの余白を含めて印刷するならA3ノビが便利
  4. 印刷速度と画質の違いを比較
    1. カラーとモノクロの印刷速度を比較
    2. 最初の1枚が出るまでの時間を比較
    3. どちらも顔料インクで普通紙の文書を印刷しやすい
    4. 写真よりビジネス文書やカラー資料に向いている
  5. 給紙方法と用紙の使い分けやすさを比較
    1. MFC-J7310CDWは2段トレイで用紙を分けやすい
    2. PX-M6011Fも複数の給紙口を使い分けられる
    3. 最大給紙枚数と用紙補充の頻度を比較
    4. A4・A3・封筒などを使う場合の選び方
  6. スキャン機能の違い|両面原稿の扱いやすさを比較
    1. MFC-J7310CDWは両面同時スキャンに対応
    2. PX-M6011FのADFと両面読み取り方法を確認
    3. ADFへセットできる原稿枚数を比較
    4. 契約書や会議資料を電子化するなら読み取り方式が重要
  7. コピーとFAX機能を比較
    1. どちらもA3原稿のコピーに対応
    2. 自動両面コピーの使いやすさを比較
    3. FAXの送受信とパソコンからの送信に対応
    4. 紙の書類を扱う事務所で確認したい機能
  8. インク代とランニングコストを比較
    1. MFC-J7310CDWが使用するインクを確認
    2. PX-M6011Fが使用するインクを確認
    3. カラーとモノクロの印刷コストを比較
    4. 本体価格とインク代を含めた総コストで考える
  9. MFC-J7310CDWとPX-M6011Fはどっちがおすすめ?
    1. MFC-J7310CDWがおすすめな人
    2. PX-M6011Fがおすすめな人
    3. 印刷速度と書類の電子化を重視するならMFC-J7310CDW
    4. A3ノビ印刷と設置性を重視するならPX-M6011F
  10. MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの違いまとめ

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの違いを先に比較

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fのどちらを選ぶか迷っている場合は、最初に印刷速度、最大印刷サイズ、給紙枚数、スキャン方式を確認すると判断しやすくなります。

MFC-J7310CDWは、カラーとモノクロの印刷が速く、A3までの両面原稿を表裏同時に読み取れることが特徴です。

最大600枚を給紙できるため、文書をまとめて印刷する環境にも向いています。

PX-M6011Fは、背面の給紙口からA3ノビサイズを印刷できます。

本体の横幅と奥行きも比較的抑えられており、設置場所の横方向に余裕が少ない場合に検討しやすいモデルです。

比較項目 MFC-J7310CDW PX-M6011F
メーカー ブラザー エプソン
最大印刷サイズ A3 A3ノビ
A4カラー印刷速度 約30.0ipm 約12ipm
A4モノクロ印刷速度 約31.0ipm 約25ipm
最大給紙枚数 600枚 550枚
ADFの最大セット枚数 50枚 50枚
両面原稿の読み取り 両面同時読み取り 自動両面読み取り
液晶画面 3.5型 4.3型
収納時の本体サイズ 幅576×奥行477×高さ375mm 幅515×奥行450×高さ350mm
重さ 約23.3kg 約20.0kg

MFC-J7310CDWは印刷速度と両面スキャンを重視する人向け

MFC-J7310CDWは、A4カラーを約30.0ipm、モノクロを約31.0ipmで印刷できます。

数枚の文書だけでなく、会議資料や請求書などをまとめて印刷するときにも待ち時間を抑えやすいモデルです。

スキャンでは、ADFへセットした原稿の表面と裏面を一度の通過で読み取る両面同時スキャンに対応しています。

両面印刷された契約書や会議資料をPDF化するときに、原稿を反転させながら読み取る方式よりも速く処理しやすいのが特徴です。

最大50枚の原稿をADFへセットできるため、紙の書類を定期的に電子化する事務所にも向いています。

印刷とスキャンの両方で処理速度を重視したい場合は、MFC-J7310CDWが選びやすいでしょう。

PX-M6011FはA3ノビ印刷と設置しやすさを重視する人向け

PX-M6011Fは、背面MPトレイを使ってA3ノビサイズまで印刷できます。

A3ノビは、一般的なA3用紙より横幅と縦幅に余裕があるサイズです。

A3サイズいっぱいに写真やデザインを配置し、あとから余白を切り落としたい場合に便利です。

チラシ、ポスター、写真、デザイン見本などを作る人にとっては、A3までのMFC-J7310CDWにはない利点となります。

収納時の横幅は約515mmで、MFC-J7310CDWより約61mm狭くなっています。

高さと重さも抑えられているため、プリンターを置ける場所の横幅が限られている場合や、本体の圧迫感を少しでも減らしたい場合に候補になります。

主な違いは印刷サイズ・給紙容量・スキャン方式・本体サイズ

2機種の違いは、単純な印刷速度だけではありません。

MFC-J7310CDWは最大A3印刷、PX-M6011Fは最大A3ノビ印刷に対応しています。

給紙枚数はMFC-J7310CDWが最大600枚、PX-M6011Fが最大550枚です。

どちらも前面に2段の用紙トレイを備えていますが、背面トレイの普通紙給紙枚数はMFC-J7310CDWのほうが多くなっています。

両面原稿の読み取りでは、MFC-J7310CDWが表裏を同時に読み取る方式です。

PX-M6011Fも自動両面読み取りに対応していますが、読み取り速度はカラーとモノクロで差があります。

設置性ではPX-M6011Fのほうが横幅、奥行き、高さ、重さを抑えています。

ただし、使用時には排紙部や背面給紙を広げるため、奥行き方向には十分なスペースが必要です。

大量の書類処理ならMFC-J7310CDW、幅広い用紙への印刷ならPX-M6011F

請求書、見積書、会議資料、契約書などを大量に印刷し、両面原稿も頻繁にスキャンする場合はMFC-J7310CDWが向いています。

高速印刷と両面同時スキャンによって、印刷から電子化までの作業時間を短縮しやすいからです。

一方、A3ノビ、厚紙、写真用紙など、さまざまな用紙を使って印刷したい場合はPX-M6011Fが候補になります。

背面MPトレイはA3ノビに対応し、幅広い用紙サイズや種類を扱えます。

使い方 選びやすい機種
大量の文書をすばやく印刷したい MFC-J7310CDW
両面資料を頻繁に電子化したい MFC-J7310CDW
A3ノビへ印刷したい PX-M6011F
横幅を抑えて設置したい PX-M6011F

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの基本スペックを比較

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらも印刷、コピー、スキャン、FAXに対応したA3複合機です。

家庭用の簡易的なプリンターよりも給紙枚数が多く、ADFや有線LANも備えています。

共通点が多い一方、最大印刷サイズ、印刷速度、液晶画面、本体サイズなどには違いがあります。

特に注意したいのは、A3ノビへ対応しているのはPX-M6011Fだけという点です。

基本仕様 MFC-J7310CDW PX-M6011F
印刷方式 インクジェット方式 PrecisionCoreインクジェット方式
インク 4色顔料・独立型 4色顔料・独立型
印刷 対応 対応
コピー 対応 対応
スキャン 対応 対応
FAX 対応 対応
自動両面印刷 最大A3まで対応 対応
USB 対応 対応
有線LAN 対応 対応
無線LAN 対応 対応

どちらも印刷・コピー・スキャン・FAXに対応

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらもプリンターとしてだけでなく、コピー、スキャナー、FAXとしても使えます。

複数の機器を別々に用意せず、書類に関する作業を1台へまとめられる点が共通しています。

A3原稿を原稿台へ置いてコピーしたり、PDFとして保存したりすることも可能です。

A4までしか読み取れない複合機と違い、大きな図面や一覧表を分割する必要がありません。

USB、有線LAN、無線LANに対応しているため、1台のパソコンだけでなく、事務所内の複数のパソコンから共用しやすい構成です。

スマートフォンやタブレットを使った印刷にも対応できます。

最大印刷サイズと対応用紙を比較

MFC-J7310CDWの最大印刷サイズはA3です。

一般的なA3資料、図面、掲示物などを印刷する用途であれば、十分に使いやすいでしょう。

PX-M6011Fは、背面MPトレイからA3ノビサイズまで印刷できます。

A3ノビ用紙の横幅はA3より広いため、A3サイズの完成物を断ち切りで作りたい場合や、写真の周囲に余白を設けたい場合に便利です。

どちらも封筒、はがき、写真用紙などに対応します。

ただし、給紙口によって対応できる用紙サイズや厚さが異なります。

購入後に特殊な用紙を使う予定がある場合は、用紙サイズだけでなく、厚さや給紙方向も確認しておくことが大切です。

本体サイズと重さを比較

収納時の本体サイズは、MFC-J7310CDWが幅576×奥行477×高さ375mm、PX-M6011Fが幅515×奥行450×高さ350mmです。

PX-M6011Fは横幅が約61mm、奥行きが約27mm、高さが約25mm小さくなっています。

重さもMFC-J7310CDWの約23.3kgに対して、PX-M6011Fは約20.0kgです。

項目 MFC-J7310CDW PX-M6011F
576mm 515mm
奥行き 477mm 450mm
高さ 375mm 350mm
重さ 約23.3kg 約20.0kg

ただし、PX-M6011Fは使用時の奥行きが最大976mmになります。

収納時はコンパクトでも、背面給紙や排紙を使うための前後スペースを確保する必要があります。

ブラザー製でさらに本体の高さと重さを抑えたい場合は、MFC-J7310CDWとMFC-J7110CDWの違いも確認すると、1段給紙モデルとの設置性を比較できます。

液晶画面と操作方法を比較

MFC-J7310CDWは3.5型のカラー液晶タッチパネル、PX-M6011Fは4.3型のカラー液晶パネルを搭載しています。

画面の大きさではPX-M6011Fが有利です。

本体からコピー、スキャン、FAXを操作する機会が多い場合は、画面内の項目を確認しやすく感じるでしょう。

MFC-J7310CDWもタッチパネルに対応しており、コピー部数やスキャン先などを画面で選べます。

普段はパソコンから印刷し、本体画面を使う機会が少ない場合は、3.5型でも大きな不便を感じにくいでしょう。

画面の大きさだけでなく、日常的にどの操作を本体から行うかを考えて選ぶことが大切です。

 

 

印刷サイズの違い|A3とA3ノビのどちらが必要?

2機種を選び分ける大きなポイントが、最大印刷サイズです。

MFC-J7310CDWはA3まで、PX-M6011Fは背面MPトレイを使ってA3ノビまで印刷できます。

A3ノビは、一般的な事務書類では使う機会が少ないサイズです。

しかし、写真、チラシ、ポスター、デザイン見本などを作る場合には、A3より大きな印刷範囲が役立ちます。

用途 A3 A3ノビ
一般的な会議資料 使いやすい 必要性は低い
図面や一覧表 使いやすい 内容によって便利
A3サイズの完成物を断ち切りで作る 難しい場合がある 使いやすい
大きな写真やデザイン 対応可能 余白を確保しやすい

MFC-J7310CDWは最大A3サイズの印刷に対応

MFC-J7310CDWは、最大297×420mmのA3用紙へ印刷できます。

A4の約2倍の面積があるため、表の項目が多い資料や図面、掲示物などを見やすく印刷できます。

前面トレイと背面多目的トレイの両方でA3用紙を扱えるため、日常的なA3文書の印刷に使いやすい構成です。

A3までの自動両面印刷にも対応しており、大きな資料でも用紙の両面を利用できます。

会社の文書や店舗の掲示物を印刷する目的であれば、A3で十分なケースが多いでしょう。

A3ノビを使う予定がなければ、最大印刷サイズだけを理由にPX-M6011Fを選ぶ必要はありません。

PX-M6011FはA3ノビサイズの印刷に対応

PX-M6011Fは、背面MPトレイから幅329mmまでの用紙を給紙でき、A3ノビサイズに対応しています。

A3用紙へ端までデザインを配置した完成物を作る場合、通常は紙の端に印刷できない部分が生じることがあります。

A3ノビ用紙へ少し大きく印刷してから周囲を切り落とせば、A3サイズいっぱいに色や写真が入った仕上がりを作りやすくなります。

ただし、A3ノビは前面の用紙カセットではなく、背面MPトレイから給紙します。

使用時には本体の後ろ側へ用紙をセットできるスペースが必要です。

一般的な書類や図面ならA3でも使いやすい

請求書、会議資料、表計算の一覧、建物や部品の図面など、一般的な業務書類ではA3サイズまで対応していれば困りにくいでしょう。

A3対応のMFC-J7310CDWでも、A4では小さくなりやすい文字や線を大きく印刷できます。

A3とA4を前面の2段トレイへ分けて入れられるため、用紙交換の手間も抑えられます。

A3ノビ用紙は、A3より大きいため保管場所も必要です。

使う予定がない場合は、最大印刷サイズよりも印刷速度、給紙枚数、インク代など、日常的に影響する違いを優先して選ぶとよいでしょう。

写真やデザインの余白を含めて印刷するならA3ノビが便利

写真やデザインをA3サイズいっぱいに仕上げたい場合は、PX-M6011FのA3ノビ対応が便利です。

印刷後に周囲を切り落とすための余白を確保できるため、チラシやポスターを作る作業に向いています。

デザインの確認用として、トンボや塗り足しを含んだデータを出力したい場合にも役立ちます。

ただし、PX-M6011Fは4色顔料インクのビジネス向けモデルです。

写真作品の色表現を最優先する写真専用プリンターとは特徴が異なります。

写真と文字を組み合わせた資料や、デザインの確認用として考えると使いやすいでしょう。

印刷速度と画質の違いを比較

印刷速度は、MFC-J7310CDWのほうが速くなっています。

特にカラー印刷では差が大きいため、カラー資料をまとめて出力する人は確認しておきたいポイントです。

一方、どちらも4色の顔料インクを使用しており、普通紙の文字やグラフを見やすく印刷しやすい点は共通しています。

印刷性能 MFC-J7310CDW PX-M6011F
A4カラー片面 約30.0ipm 約12ipm
A4モノクロ片面 約31.0ipm 約25ipm
A4カラー両面 約21.0ipm 約9ipm
A4モノクロ両面 約22.0ipm 約16ipm
カラーファーストプリント 約4.6秒 約8.5秒
モノクロファーストプリント 約4.4秒 約5.5秒

カラーとモノクロの印刷速度を比較

MFC-J7310CDWは、A4カラー片面を約30.0ipm、モノクロ片面を約31.0ipmで印刷できます。

PX-M6011Fは、カラー約12ipm、モノクロ約25ipmです。

モノクロでは差が比較的小さいものの、カラーではMFC-J7310CDWのほうが大幅に速い数値となっています。

月に数枚しか印刷しない場合は、速度差を気にする必要は少ないでしょう。

しかし、カラーの会議資料や商品案内を数十枚、数百枚と印刷する場合は、MFC-J7310CDWのほうが待ち時間を減らしやすくなります。

最初の1枚が出るまでの時間を比較

印刷を開始してから最初の1枚が出るまでの時間は、MFC-J7310CDWがカラー約4.6秒、モノクロ約4.4秒です。

PX-M6011Fは、カラー約8.5秒、モノクロ約5.5秒となっています。

数枚だけ印刷する場合でも、MFC-J7310CDWのほうが早く用紙を受け取りやすいでしょう。

ただし、実際の時間は、パソコンとの接続方法、データの容量、印刷設定、用紙の種類などによって変わります。

数値は同じ条件で比較するための目安として考えましょう。

どちらも顔料インクで普通紙の文書を印刷しやすい

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらもブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色顔料インクを使用します。

顔料インクは普通紙の表面へ定着しやすく、文字や細い線がにじみにくいのが特徴です。

請求書、見積書、表、グラフ、図面など、事務用の文書を印刷する用途に向いています。

色の鮮やかさや細かな写真表現だけを重視するよりも、普通紙へ文字とカラー図表を見やすく印刷するための構成と考えるとよいでしょう。

写真よりビジネス文書やカラー資料に向いている

どちらも写真用紙へ印刷できますが、主な用途はビジネス文書やカラー資料です。

写真専用プリンターには、5色や6色以上のインクを使って色の濃淡を細かく表現するモデルがあります。

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは4色構成なので、写真作品よりも、写真、文字、グラフを組み合わせた資料に向いています。

店舗のメニュー、物件案内、商品説明、社内掲示などであれば、どちらも活用しやすいでしょう。

A3ノビへの印刷が必要ならPX-M6011F、印刷速度を優先するならMFC-J7310CDWが選びやすくなります。

給紙方法と用紙の使い分けやすさを比較

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらも前面に2段の用紙トレイを搭載しています。

A4とA3を分けてセットできるため、印刷のたびに用紙を交換する手間を減らせます。

違いは、背面トレイの給紙枚数です。

MFC-J7310CDWは普通紙を最大100枚、PX-M6011Fは最大50枚セットできます。

給紙場所 MFC-J7310CDW PX-M6011F
前面トレイ1 最大250枚 最大250枚
前面トレイ2 最大250枚 最大250枚
背面トレイ 最大100枚 最大50枚
合計 最大600枚 最大550枚

MFC-J7310CDWは2段トレイで用紙を分けやすい

MFC-J7310CDWは、最大250枚対応の前面トレイを2段備えています。

上段にA4、下段にA3を入れておけば、用紙サイズに合わせてトレイを切り替えられます。

同じA4でも、一般的なコピー用紙と会社専用の帳票用紙を分けて入れる使い方ができます。

印刷のたびに用紙を出し入れする必要がないため、複数人で使う環境でも管理しやすいでしょう。

背面多目的トレイには普通紙を最大100枚セットできるため、3種類目の用紙を使いたい場合や、連続して印刷したい場合にも便利です。

PX-M6011Fも複数の給紙口を使い分けられる

PX-M6011Fも、最大250枚対応の用紙カセットを2段搭載しています。

A4とA3を分けて入れられるため、日常的な文書印刷ではMFC-J7310CDWと同じように使いやすいでしょう。

背面MPトレイは普通紙を最大50枚セットでき、A3ノビ、封筒、はがき、厚紙などに対応します。

前面カセットへ入れにくい用紙を使うときに便利です。

給紙枚数ではMFC-J7310CDWより少ないものの、用紙のサイズや厚さの幅広さではPX-M6011Fの背面MPトレイが役立つ場面があります。

最大給紙枚数と用紙補充の頻度を比較

最大給紙枚数は、MFC-J7310CDWが600枚、PX-M6011Fが550枚です。

差は50枚なので、前面カセットだけを使う場合は、どちらも合計500枚で同じです。

背面から普通紙を連続給紙する場合は、MFC-J7310CDWのほうが多くセットできます。

大量の資料を印刷するときに、途中で用紙を補充する回数を減らしやすいでしょう。

一方、背面給紙を特殊用紙のためだけに使う場合は、50枚でも十分なことがあります。

給紙枚数だけでなく、背面にどのような用紙を入れるかを考えて選びましょう。

A4・A3・封筒などを使う場合の選び方

A4とA3を日常的に使う場合は、どちらも2段の前面トレイを備えているため便利です。

A4とA3に加えて、封筒やはがきをたまに印刷する場合は、背面トレイを使えば前面の用紙を取り出さずに済みます。

A3ノビや幅の広い用紙を使うならPX-M6011Fが候補です。

大量の普通紙を背面からも給紙したい場合は、最大100枚入るMFC-J7310CDWが向いています。

特殊用紙の種類を重視するか、普通紙の給紙枚数を重視するかで選ぶとわかりやすいでしょう。

 

 

スキャン機能の違い|両面原稿の扱いやすさを比較

どちらもADFへ最大50枚の原稿をセットでき、両面原稿の自動読み取りに対応しています。

ただし、読み取り方式と速度に違いがあります。

MFC-J7310CDWは、2つの読み取りセンサーで表裏を同時に読み取ります。

PX-M6011Fも自動両面読み取りに対応しますが、両面を同時に読み取る方式としては案内されていません。

スキャン項目 MFC-J7310CDW PX-M6011F
ADF最大セット枚数 50枚 50枚
両面読み取り 両面同時スキャン 自動両面読み取り
A4カラー読み取り速度 約25ipm 約9.0ipm
A4モノクロ読み取り速度 約25ipm 約26ipm
最大原稿サイズ A3相当 A3

MFC-J7310CDWは両面同時スキャンに対応

MFC-J7310CDWは、ADFにDual CISを採用し、原稿の表面と裏面を一度に読み取れます。

両面印刷された書類を何度も反転させずに処理できるため、契約書、会議資料、報告書などをまとめて電子化する場合に便利です。

カラーとモノクロの両面読み取り速度は、ともに約30ipmです。

書類をPDFで保存する作業が多い場合は、MFC-J7310CDWの大きなメリットになります。

PX-M6011FのADFと両面読み取り方法を確認

PX-M6011Fも自動両面原稿送り装置を搭載しており、A3までの両面コピー、両面スキャン、両面FAXに対応しています。

両面原稿を手作業で裏返す必要はないため、少量から中程度の書類を電子化する用途では十分便利です。

ただし、MFC-J7310CDWのように表裏を同時に読む方式とは異なります。

特にカラーの読み取り速度を重視する場合は、MFC-J7310CDWとの差を確認して選びましょう。

ADFへセットできる原稿枚数を比較

ADFへセットできる原稿枚数は、どちらも最大50枚です。

片面の書類であれば、複数枚をまとめてコピーやスキャンできます。

50枚を超える資料は、数回に分けて読み取る必要があります。

原稿の厚さや紙質によっては、最大枚数より少なくするほうが安定して給紙できる場合もあります。

貴重な写真、折れやすい原稿、厚みのある用紙などはADFへ入れず、原稿台を使うと安心です。

ADFの最大枚数は同じなので、選び分けでは読み取り方式やカラー速度を確認しましょう。

契約書や会議資料を電子化するなら読み取り方式が重要

両面の契約書や会議資料を毎日のように電子化する場合は、読み取り方式の違いが作業時間へ影響します。

MFC-J7310CDWは表裏を同時に読み取れるため、ページ数の多い両面資料を処理しやすいモデルです。

カラー資料の読み取り速度も速く、グラフや写真を含む書類を保存する場合に向いています。

PX-M6011Fも自動両面読み取りができるため、手作業で原稿を反転する必要はありません。

スキャン頻度が低い場合や、モノクロ原稿が中心であれば、十分使いやすいでしょう。

コピーとFAX機能を比較

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらも最大A3原稿のコピーとFAXに対応しています。

コピー速度ではMFC-J7310CDW、画面の大きさではPX-M6011Fに利点があります。

両面原稿のコピー方法や、FAX受信後の扱いも確認しておきましょう。

機能 MFC-J7310CDW PX-M6011F
A3コピー 対応 対応
両面原稿から両面コピー 対応 対応
カラーコピー速度 約16ipm 約10ipm
モノクロコピー速度 約25ipm 約23ipm
A3 FAX送受信 対応 対応
PCからのFAX送信 対応 対応

どちらもA3原稿のコピーに対応

どちらも原稿台へA3原稿を置き、A3用紙へそのままコピーできます。

大きな図面や表を分割する必要がなく、元の大きさを保って複製できます。

A3原稿をA4へ縮小したり、A4原稿をA3へ拡大したりすることも可能です。

店舗の掲示物や学習資料を大きくしたい場合にも便利です。

コピー速度はMFC-J7310CDWのほうが速いため、複数部をまとめて作る機会が多い場合は、作業時間を短縮しやすいでしょう。

自動両面コピーの使いやすさを比較

両機種とも、両面原稿から両面用紙へのコピーに対応しています。

ADFへ原稿をセットすれば、1枚ずつ原稿台へ置く手間を減らせます。

MFC-J7310CDWは表裏を同時に読み取れるため、ページ数の多い両面原稿を処理しやすい点が特徴です。

PX-M6011Fも自動両面コピーに対応しており、少量の資料をコピーする用途では十分便利です。

コピー枚数が多い場合は、読み取り方式と印刷速度の両方を考えて選ぶとよいでしょう。

FAXの送受信とパソコンからの送信に対応

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらも一般的な電話回線を使ったFAX送受信に対応しています。

A3原稿を送信できるため、大きな注文書や図面を扱う事務所にも使いやすいでしょう。

パソコン上の文書を一度紙へ印刷せず、そのままFAX送信する機能も利用できます。

紙に印刷してからFAXへ通す工程を減らせるため、用紙やインクの節約にもつながります。

FAX機能だけでは大きな差がつきにくいため、印刷やスキャンの使い方を含めて比較しましょう。

紙の書類を扱う事務所で確認したい機能

紙の契約書、注文書、申込書などを多く扱う場合は、印刷速度だけでなく、ADF、両面コピー、FAX、スキャン先も確認する必要があります。

MFC-J7310CDWは、大量の文書を高速で印刷し、両面原稿もすばやく電子化したい環境に向いています。

PX-M6011Fは、A3ノビや多様な用紙を扱いながら、コピーやFAXも1台へまとめたい場合に便利です。

本体の画面も大きいため、パソコンを使わずに本体から操作する機会が多い職場にも選びやすいでしょう。

インク代とランニングコストを比較

プリンターを長く使う場合は、本体価格だけでなく、交換インクの価格と1ページあたりの印刷コストも重要です。

MFC-J7310CDWはLC512シリーズ、PX-M6011FはIB07シリーズを使用します。

どちらも標準容量と大容量を選べますが、印刷可能枚数や公表されている印刷コストには違いがあります。

項目 MFC-J7310CDW PX-M6011F
対応インク LC512・LC512XLシリーズ IB07A・IB07Bシリーズ
大容量ブラックの印刷可能枚数 約3,000ページ 約2,200ページ
大容量カラー各色の印刷可能枚数 約1,500ページ 約1,100ページ
A4カラー印刷コストの目安 約7.9円 約9.9円
A4モノクロ印刷コストの目安 約1.8円 約3.0円

MFC-J7310CDWが使用するインクを確認

MFC-J7310CDWは、LC512シリーズの独立型インクを使用します。

ブラック、シアン、マゼンタ、イエローが分かれているため、なくなった色だけを交換できます。

標準容量のLC512と、大容量のLC512XLから選べます。

大容量タイプの印刷可能枚数は、ブラックが約3,000ページ、カラー各色が約1,500ページです。

文書を多く印刷する場合は大容量、印刷枚数が少ない場合は標準容量というように使い分けられます。

ブラックだけ大容量を選び、使用量の少ないカラーは標準容量にすることも可能です。

PX-M6011Fが使用するインクを確認

PX-M6011Fは、IB07シリーズの独立型インクを使用します。

標準容量と大容量があり、4色パックも用意されています。

大容量タイプの印刷可能枚数は、ブラックが約2,200ページ、シアン、マゼンタ、イエローが各約1,100ページです。

インクとは別に、廃インクをためるメンテナンスボックスを交換する場合があります。

長期間使うときは、インク代だけでなくメンテナンスボックスも消耗品として考えておきましょう。

カラーとモノクロの印刷コストを比較

公表されているA4文書の印刷コストでは、MFC-J7310CDWのほうが低くなっています。

MFC-J7310CDWは、カラー約7.9円、モノクロ約1.8円です。

PX-M6011Fは、カラー約9.9円、モノクロ約3.0円となっています。

1枚あたりでは小さな差に見えますが、月に数百枚、年間で数千枚を印刷すると合計額に違いが出ます。

特にモノクロ文書を大量に印刷する場合は、MFC-J7310CDWが選びやすいでしょう。

実際のインク使用量は、文書の内容、印刷設定、クリーニング回数などで変わります。

数字は同じ測定条件で比較するための目安です。

本体価格とインク代を含めた総コストで考える

購入時には、販売店によって本体価格が異なります。

PX-M6011Fの本体価格が安い場合でも、長期間に大量印刷するとインク代の差が積み重なる可能性があります。

反対に、印刷枚数が月に数十枚程度であれば、ランニングコストの差が本体価格差を上回るまでに長い時間がかかります。

確認する項目 考え方
本体価格 購入時点の実売価格を比較する
毎月の印刷枚数 カラーとモノクロを分けて確認する
使用予定年数 数年間のインク代を考える
消耗品 インク以外の交換部品も確認する

本体だけの安さではなく、使用期間全体で必要になる費用を考えることが大切です。

さらに印刷量が多く、インク交換の回数と1ページあたりのコストを抑えたい場合は、大容量インク対応のMFC-J7510CDWとの比較も確認すると、ファーストタンクモデルを含めて検討できます。

 

 

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fはどっちがおすすめ?

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらもA3対応の複合機ですが、得意な使い方が異なります。

MFC-J7310CDWは、印刷速度、給紙枚数、カラーのスキャン速度、ランニングコストを重視する人に向いています。

PX-M6011Fは、A3ノビ印刷、横幅を抑えた設置性、大きな操作画面を重視する人に向いています。

重視するポイント おすすめの機種
カラー文書をすばやく印刷したい MFC-J7310CDW
両面資料を頻繁に電子化したい MFC-J7310CDW
印刷コストを抑えたい MFC-J7310CDW
A3ノビへ印刷したい PX-M6011F
本体の横幅を抑えたい PX-M6011F
大きな液晶画面を使いたい PX-M6011F

MFC-J7310CDWがおすすめな人

MFC-J7310CDWは、A4やA3の文書を大量に印刷する人におすすめです。

カラー約30.0ipm、モノクロ約31.0ipmの印刷速度があり、PX-M6011Fより待ち時間を抑えやすくなっています。

両面同時スキャンに対応しているため、契約書や会議資料を定期的にPDF化する人にも向いています。

最大600枚の給紙容量と比較的低い印刷コストも特徴です。

A3ノビを使う予定がなく、文書処理の効率を優先したい事務所、店舗、在宅ワーク環境などで選びやすいでしょう。

PX-M6011Fがおすすめな人

PX-M6011Fは、A3ノビサイズへ印刷したい人におすすめです。

写真、チラシ、ポスター、デザイン見本などをA3より広い用紙へ出力できます。

本体の収納時の横幅は約515mmで、MFC-J7310CDWよりコンパクトです。

設置台の横幅が限られている場合にも検討しやすいでしょう。

4.3型の液晶画面も備えているため、本体からコピー、スキャン、FAXを操作する機会が多い人にも向いています。

印刷速度よりも用紙の幅広さや設置性を重視する場合に候補になります。

印刷速度と書類の電子化を重視するならMFC-J7310CDW

請求書や資料をまとめて印刷し、紙の書類も定期的に電子化する場合はMFC-J7310CDWが向いています。

カラー印刷速度はPX-M6011Fより大幅に速く、両面原稿も表裏同時に読み取れます。

印刷、コピー、スキャンを繰り返す事務作業では、1回ごとの差が小さくても、毎日の作業時間に影響します。

印刷コストも比較的低いため、毎月の印刷枚数が多いほどメリットを感じやすいでしょう。

一般的なA3文書が中心であれば、MFC-J7310CDWが総合的に使いやすい選択肢です。

A3ノビ印刷と設置性を重視するならPX-M6011F

A3ノビ印刷が必要な場合は、PX-M6011Fが選択肢になります。

MFC-J7310CDWはA3までなので、A3ノビ用紙を使う目的には対応できません。

収納時の本体サイズもPX-M6011Fのほうが小さく、横幅を抑えて設置できます。

大きな液晶画面を使って、本体から直接操作しやすい点も魅力です。

ただし、使用時の奥行きは大きくなるため、収納時の寸法だけで設置場所を決めないようにしましょう。

背面MPトレイからA3ノビ用紙を給紙できる余裕も必要です。

ブラザーの旧モデルを含め、価格を抑えてA3複合機を選びたい場合は、MFC-J7310CDWとMFC-J7300CDWの違いも参考になります。

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fの違いまとめ

MFC-J7310CDWとPX-M6011Fは、どちらもA3サイズの印刷、コピー、スキャン、FAXに対応したビジネス向けインクジェット複合機です。

MFC-J7310CDWは、A4カラー約30.0ipm、モノクロ約31.0ipmの高速印刷に対応しています。

最大600枚を給紙でき、ADFではA3までの両面原稿を表裏同時に読み取れます。

そのため、一般的なA4・A3文書を大量に印刷する人や、契約書や会議資料を頻繁に電子化する人に向いています。

公表されている印刷コストも、PX-M6011Fより低くなっています。

PX-M6011Fは、背面MPトレイからA3ノビサイズを印刷できることが大きな特徴です。

写真、チラシ、ポスター、デザイン見本など、A3より広い用紙が必要な場合に便利です。

収納時の本体サイズはPX-M6011Fのほうが小さく、重さも抑えられています。

4.3型の液晶画面も備えているため、本体からコピーやスキャンを操作する機会が多い場合に使いやすいでしょう。

最終的な選び方 おすすめの機種
A4・A3文書を高速で印刷したい MFC-J7310CDW
両面原稿をすばやくスキャンしたい MFC-J7310CDW
給紙枚数と印刷コストを重視する MFC-J7310CDW
A3ノビへ印刷したい PX-M6011F
本体の横幅と重さを抑えたい PX-M6011F
大きな液晶画面を使いたい PX-M6011F

A3ノビを使わず、印刷とスキャンの処理速度を重視するならMFC-J7310CDWが選びやすいでしょう。

A3ノビや幅広い用紙への印刷を重視し、収納時の本体サイズも抑えたいならPX-M6011Fが向いています。

購入前には、本体を置くスペース、毎月の印刷枚数、両面原稿をスキャンする頻度、A3ノビを使う予定があるかを確認し、自分の作業に合った機種を選びましょう。

 

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